みなさん、結婚や家族関係というものを、もう一歩
深く見つめなおしてみましょう。
お子さんがいる人はお分かりのように、あなたとは別人格をもっており
個性も3人いれば3人ともばらばらです。
夫もあれだけ愛し合って結婚したにもかかわらずいつしか
お互いの溝が深まって「あれ?あの頃の彼とは別の人のようだ・・・」と
ふっと不安になることもあります。
こんなことを考えていると家族というものは人間の知恵とか
考えをはるかに超えたところにあることがわかります。
夫婦関係も人間の考えでうまくやろうとしても
なかなかそうはいきません。
なので3分の1は崩壊の憂き目になってしまうのです。
夫婦の縁も神秘的なものです。
出会おうと思って出会っているわけではなく、いつしか縁あって
結ばれるのです。
それは私達人間がどんなに知恵をしぼっても、考えつかない
途方も無いものといわざるを得ません。
夫の心も、子どもの態度もあなたのコントロールのままには
いきません。
かつて夫や子どもに何かを要求しても「はい、わかりました」と
素直に聞き分けてくれたことが何度ありましたか?
おそらくそう多くの経験はないと思います。
つまり、私達がこうあるべき。と考えてそうなったためしが
なかったことがほとんどではないでしょうか?
お互いが理解合い、すべてが見事に調和している家族ははっきり言って
仮面をかぶっているか、日頃から相当に努力しているかの
どちらかでしょう。
夫婦や親子関係は神仏の世界だと思ったほうが
賢いのです。
私達の浅知恵が通用しない世界だと受け止めて謙虚になって
向き合うことにしたほうが、はるかに物事はうまくいきます。
他人と違い夫婦や親子はすべてを共有しているというだけで
特殊な関係です。
家族を運営するのははるかに知恵を持っている存在、つまり
神仏、あるいは先祖様におまかせするぐらいの
ゆだねる気持ちが大事なのです。