私は夫婦カウンセリングで、ここ数年間というもの
ずっと家系を取り入れて行っております。
なぜこの手法を使うのかといいますと実に効率がいいからです。
なぜかプラスの連鎖が出来て、よい出来事が次々と起こるからです。
これまで長年、不妊治療をしているのに子どもが出来ずにいた人が
セッションの間にめでたく懐妊したこともあります。
夫婦という関係は先祖の関わりで出会わされていることが
大きいのです。
過去の夫婦間での課題を世代を越えて精算させられる
という原則があるからなのです。
夫婦というものはあまりに近い関係なので、従来の方法論での
解決には無理があります。
もし妻が夫に対して「私はこれからこうしていく努力をしますから
あなたもこうしてくださいね。」と言ったからといって
すぐによくなるものではありません。
それどころか相手に働きかけたとたん、拒絶されるか
かえって正論をつきつけられた夫は反抗するかもしれません。
結果、頑張っているのにいい結果を得られずかえって
混乱してしまいます。
あるカウンセラーさんは「ただただ見て見ぬふりですよ。」
などとアドバイスをします。
これだと臭いものにフタです。
どのみち、いつか押さえ込んでいたものは爆発します。
私は初期のころ、あまり家系というものを信じておりませんでした。
しかし日本人は「自分のルーツ」に関することが大好きです。
何度か試行錯誤しながら家系を取り入れている
うちに、いろいろな事が起こったのです。
夫に直接働きかけることなく自然な形で夫婦間の精神的な足かせが
緊張がほどけてくることを体験したのです。
クライアントさんの中にも大きな気付きが与えられます。
まさに目からウロコのような体験が続きました。
もしこの方法が根拠のないものなら結果はでないはずです。
私も妄言者のようになってしまいますね。
それは問題になることでしょう。
この家系にメスを入れることは人の潜在的な過去の課題を
解決することが次第にわかってきたのです。
今では私の修復のためのアドバイスの50%は家系を土台に
したアドバイスをしているのです。