季節がめぐり、ここインディアナも今は春のあたたかな風が
気持よくやさしく、吹き渡っています。
気が付けばここ5年以上、365日、つまりほぼ毎日
5時間~8時間ほどカウンセリングをしています。
寝ている時間とカウンセリングをする時間以外は
ブログやメールを書いたり、
本を読んだりしているので
完全に夫婦問題に浸りきっている・・・
これが私の日常の生活です。
夫婦の修復という仕事は決して
楽しいものではありません。
たしかに未知の家族に関わっていくなかで
夫婦の救済をすること・・・・
私はこの仕事を心から愛しているのです。
理屈抜きにこの仕事を天命と受け止めることが
できることが感謝でなりません。
疲れや、限界を感じることはあっても
やめたい!と思ったことは
一度もありません。
毎日が感謝、感謝の日々なのです。
たしかに現実は地獄の底にある重たい心を抱えて
垂直の壁を登っていくようなプロセスです。
奇跡が起こって欲しい!と叫びたくなるような
毎日です。
始めたころはクライアントさんの話を聞きながら
自分がこの問題を解決してあげなくては!と
感じていました。
しかし、ある時、そうではないことに気が付いたのです。
自分がやっているのではない。。。
そう思えることが多いのです。
の裏切りに絶望的になる・・・・
自分の知らない夫の顔を見てしまった・・・
自らの屈辱と復讐心と戦いながらも
夫との出会いの意義を見出そうとする・・・
果てしなき戦いです。
夫の居ない人生は考えられない。
だからこそ、許そうという自分をそこに見出す。
家系というものの流れの中で自分も夫も
命を与えられてきた・・・。
歴史の中で出会った二人だからこそ、苦難のとき、
はっとするのです。
そのつながりに目覚めるのです。
真実はあなたを自由にします。
クライアントさんのまごころや思いやり
心の奥にある仏心・・・
悟りの心、慈悲の心がその人の悩みをクライアントさん
自らいやしているのです。
これこそが修復に繋がる唯一の処方箋なのです。
クライアントさんの姿勢にいつのまにか
私のほうが心を打たれるのです。
人を許して自分の過去の業を晴らそう・・・
未来に向けて前向きな心を捨てない・・・
その姿勢に涙することが多々あります。
複雑極まりない問題に向き合いながら
感謝の心で満たされる・・・
この仕事をしながらも自分を発見するのです。
私は出産で言えば助産婦のような
立場でしかありません。
子どもを産みだすのはクライアント自身です。
私はむしろ、いい加減な生き方をしていてはだめだ!と
クライアントさんからも教えられている日々です。
本当にありがとう!と心から言いたくなるのです。