親は子どもに大きな期待をかけるものです。
いずれは自分を越えて幸せになってほしいと
どんな親も願います。
ここで重要なのは親と子どもがまったく
別の価値観や個性を持っている存在だと
分離することです。
これができないと悲劇が起こります。
子どもの個性を無視して、親の理想や期待を
そのまま、子どもの将来に当てはめようとしても、
それが子どもの幸せはならないのです。
しかし、これは思うほど、簡単ではありません。
子どもは親からの信頼さえ感じていれば自然と自立する
実際には我々が心配するほど子どもは弱いものでは
ありません。
ある意味で親以上に生命力があり、ほうっておいても
自分で判断する能力があるのです。
それを前倒しでどんどん心配するから子どもは
やる気が失せてしまうのです。
実は子ども教育の土台は基本、夫婦関係です。
関心を子どもにばかり向けて、夫に無関心だったり
するとなぜかうまくいきません。
配偶者との関係を棚上げして、子どもの成績や
習い事のことばかりやってしまう傾向は
長い目で見て障害になるのです。
夫より子どもを優先すると夫婦関係がおかしくなる
本来の順番としては夫の心配が一番で、
2番目が子どもです。
子どもは自立した人間として信頼してあげる。
そして、夫のことは息子のように気に掛けてあげる。
これが意外にうまくいきます。
子どもが一番ストレスに感じるのは
「親が幸せそうではないこと」なのです。
これを見つめる子どもは心にダメージを受けます。
特に夫婦間に温かいコミュニケーションが無い場合
子どもは将来に言い知れない不安をかんじるのです。
大人になったら自分が幸せになれるのだろうか?
と・・・。
子どもは夫婦が円満であることで元気になる
子どもは親が幸せそうにしていることで未来に
希望を感じることができるのです。
夫婦がガタガタなのに、子どもは明朗で元気だ!
など通常はありえません。
子どもの情緒が育つ土壌は夫婦仲です。
夫婦仲が円満であれば、正常値が設定される
のでほうっておいても子ども教育は自動的に
なされるのです。