街角で「世界人類が平和でありますように」という
メッセージを見かけたことがありますか?
これは世界中あちこちにも見られます。
ただ私は「我が家が平和でありますように」
という看板もお願いしたいです。
なぜなら世界中の家庭が平和になると自動的に
世界は平和になるからです。
これを学校で具体的に教えてはくれません。
戦争は兄弟喧嘩、親子喧嘩、夫婦喧嘩、離婚の拡大バージョンです。
今、ニュースでは各地で戦乱の予兆のような事件ばかりが起こっております。
私が生まれるちょっと前には第2次世界大戦があったのです。
ほんの数十年前です。
日本もたくさんの人が亡くなりました。
この終わりのない戦争はどこから来ているのか・・・。
人は本来、誰もが戦いを好まないのです。
人類は100%の人が平和を愛しております。
当たりまえのことです。
ところで家庭は社会の最少単位です。
世界は家庭を拡大したものです。
健康な細胞(家族)でなくては健康な体を形成できない
これは当然のことなのです。
実はこの混乱の根本は家庭の混乱が発端です。
もっといえば、人間の自己矛盾から始まっているのです。
家庭に調和があって申し分なく夫婦、親子が幸せ・・・。
愛をたっぷり受けて育った子どもたちはどういう大人になるでしょう。
おそらく他者に対して害する、危害を与えるなどという
概念は持ち得ないと思います。
なにも法律で縛らなくても、調和や協調を身に着けた
子どもたちは、ごく当たり前にそれを社会に拡大して
いけるのです。
他人をけがしたり、傷つける行為の背景にはそれ相応の
理由があります。
青少年の犯罪の心理は親から愛されなかった、大切にして
もらえなかった、夫婦が離婚した悲しい体験。
この怒りが外界に向かって事件が起こります。
歴史の出発点をたどれば必ずそこに家族の確執があります。
結婚が原点となって血統を通して、家系を通して現在に
到っていることがわかるのです。