ありがとう、という言葉は「次のありがとう」を生む
夫や子どもが元気で家に帰ってくること、
普通に生活ができていること。
夫と何気ない会話ができる、笑い会える・・・。
こんなありふれたことに感謝すること。
夫婦の関係が失われたとたん、それがどれほどありがたい
ことだったのか?
はっとすることがあります。
日ごろから感謝の言葉を言う習慣はとても大事です。
「ありがとう」と言う言葉は言葉の中でも最大に運気を呼ぶ
言葉なのです。
ごく当たり前のことに心から感謝している人は
いつの間にか幸せ体質を身に着けて自然に幸せに
なっていることがわかります。
いつも不機嫌だった私を変えたもの
昔、私自身もカウンセリングを受けていたことがあります。
当時のカウンセラーさんがセッションの度に決まって質問したことは
「伊東さん、今、感謝できることって何ですか?」
毎週、お決まりの質問です。
いつも一瞬、考え込んでしまうのです。
その時はこんなに毎日が重苦しいのに感謝することなんてない・・・
そんな思いになりました。
「感謝することを強制的にでも探す。」
このエキササイズが意外にも、私の思考の方向性を変えてくれたのです。
それを毎週、やっているうちにだんだん、感謝できる
事柄に囲まれていることに気づくようになりました。
こうして何不自由なく生活ができること。
健康であること。
家族がいてくれること。
こんな当たり前のようなことを感謝する。
すると次第にあらゆる出来事に感謝できるようになったのです。
あり難くないことにすら見方を変えて見る。
するとそこには貴重なメッセージがあること。
ピンチはチャンス、危機は新しい段階に入るための序章。
これに気づくようになりました。
人間の脳は方向性を与えると自動的に動き出す
毎日が憂鬱とイライラの思考になっていると
自動的に日常生活はそれに呼応してどんどんイライラ
することに囲まれます。
夫婦の問題が起こってると、どうしても心が乱れて
マイナスのものを引き寄せやすい体質になってしまうものです。
新鮮な気持ちで家族をみつめることを忘れて
いつしか感謝がなく無感覚になる・・・
この負の連鎖に陥っていないだろうか?
振り返れば「ごく当たり前」のことに無感覚になることが
最初のボタンの掛け違いになっていることに
気が付きます。