現在、日本では3分の1の夫婦が壊れています。
夫婦が壊れてしまうのは様々な事情があるのです。
誰も離婚を望まないはずです。
ところが最近はあまりにも安易に崩壊してしまうことが
多すぎるのです、
夫婦を放棄するということは自分自身を放棄するに値する
ということを知るべきです。
宇宙から見た時、夫婦はちょうど一人の人間の姿のようなものです。
ちょっと飛躍した表現のようですが根拠があります。
籍を入れるということは最後まで人生をわかちあう関係として
生涯をともにする。
という契約を交わしたことになります。
最後、お墓まで一緒といういわゆる「運命共同体」です。
ちょうど自分と配偶者は右半身と左半身のようなイメージです。
なので一度機能しなくなると、もう大変なのです。
ウェディングドレスを着ているカップルは
恋愛感情に酔いしれながら幸せな未来を
夢見ているぐらいがせいぜいでしょう。
しかし夫婦ともなれば、夫婦は恋愛感情だけが絆であったら
続かないのが現実です。
実は夫婦はゼロ親等なのです。
さて、ゼロ親等とはなんでしょう?
一親等は、自分から見て血の繋がりが一番濃い人、
つまり自分の血の半分を共有する、両親や子供の
ことを言います。
二親等はその次、兄弟姉妹、祖父母、孫がこれに当たり、三親等は
兄弟姉妹の子供、叔父叔母、曽祖父母となります。
では夫婦は?
と言いますとゼロです。
この関係は世の中で一番、濃い人間関係です。
つまりお互いの心も体も一体になって生きているのですから
二人が融合している状態が正常なのです。
本当にひとつになれば初めて正常値だと言えるほどの
厳密な関係なのです。
もしあなたの右半身が麻痺して動かない!となったら
どうなってしまうのでしょう?
夫婦の離婚問題はそんな状況と一緒です。
子どもがいれば尚更その苦痛は増幅され、深刻な悩みとなります。
片一方が機能しなくなったら代わりに一方が全面的に責任を
とるという関係が成り立たない限り、無理です。
つまり50%づつの責任を取っているだけでは
成り立たないのです。
どちらかが全面的に責任を負うことでびっこを引き引きでも
歩いていくことができるのです。
それを相手に責任転嫁してしまうことで夫婦としての喜びや
幸せ感は一瞬で消え失せてしまいます。
夫婦が難しいという理由はここにあるのです。