一般的に夫に対して、してはいけない行為というものは
いろいろあります。
例えば夫の携帯をこっそり見たり、愛人がいるかどうか
友人などを使って調べてみたりする。
これは後で夫にバレたとき、「お前はそういうことをする人間
だったのか!」と逆切れされてしまう原因になります。
最初から夫を信頼できずにいたことを証明することに
繋がってしまいますね。
離婚問題を扱っているカウンセラーのアドバイスには
「携帯を見てはいけない」という項目があります。
でも、私は「そんなことしてはいけませんよ。」と
あえてアドバイスはしません。
なぜなら、そういう行為はその人の性格だからです。
禁止しても、夫の状況が変るというものでもないのです。
その人が夫に対してそのように行動するのはその人が
そういう行為をするタイプだからなのです。
その人の本質が変らない限り、夫は防衛の姿勢をとるでしょう。
人間はみんな、その人独特のクセや傾向というものがあります。
結婚後にこれが問題の引き金になったりします。
つい携帯をこっそり見るような傾向がある人は、夫を日ごろ
から信じ切れないでいた自分がいたのかも。
全面的に夫に自分をゆだね切れない。心からの信頼を寄せ切れない。
そこに問題があるのです。
だから夫を信じ切れなかった自分を変えていくべきではないか?
じゃあ、なぜ自分は夫を信じることが難しいのか?
そこに至るまでにどんな経緯があったのか?
自分の潜在的なものを掘り下げるといろいろなものが
見えてくるはずです。
夫婦として深い信頼関係が構築できていなかったことなど
振り返れば、原因はもっと根本的なところにあります。
夫の浮気は女性が現れたから。と片付けてしまうのではなく
もっとさかのぼったところに原因がある。
と自覚していくことなしには、夫婦問題の根本的な
解決はなされないのです。