夫婦や親子問題を解決する方法はどこに?
インターネットで検索するけど情報が
多すぎて、何が正しいのかわからない!
というあなたへのメッセージです。
家族システムという原則に沿った
ある方法が功を奏するという
お話です。
原則とは、時代や文化を越えて
働く引力のようなものと捉えてみましょう。
これは宇宙的法則に相当する
世代を越えたものです。
家族が原則から外れてしまうと
「警報ブザー」がブ~ブ~と鳴ります。
ある理由で機能不全に陥っている、
このままだとこのシステムが
崩壊しますよ!
または、潜在的に眠っている
未解決の問題に気づいてください!
と知らせるのです。
これが、今、皆さんが突き当たった
悩みです。
夫の不倫やギャンブル、妻のヒステリー
ひきこもりや、不登校、
嫁姑、浪費癖・・・。
これらがみんなそうなのです。
家族を一つのまとまりを持ったシステムと
みなし、その家族システムを
対象としてアプローチしていく方法は
大変、有効なものです。
これを家族療法に応用すると
これまで長きに渡って苦しんだ課題が
あっけなく治ったりすることが起こります。
例えば、不登校になってしまった
お子さんが存在するとします。
家族療法の場合、家族システムの中では
不登校になったお子さんは問題を
起こした張本人とは見ません。
「患者とみなされた人」という視点でみるのです。
だからお子さんが病人のようになって
知らせている。
つまり警告としてみるのです。
この機能は、どこの家庭でも100%
働いています。
私はこの家族全体のシステムの
不具合のお知らせと捉え、
カウンセリングをおこなっていきます。
現象だけを捉えてそれを治してしまう、
という方法は一時的な対処法です。
根本的治療を目指すならば、もっと
深いところで今の悩みに向き合って
いくことです。
これが遠回りのようで、一番、確実で
即効性のある方法です。
これは従来の夫婦カウンセリングでは
あまり語られずにきた分野なのです。
深い視点を持って、家系的な課題について
掘り進めていくと即効性があります。
それに気づかずに
「子どもをなんとか学校にいかせよう!」
「夫の不倫をやめされるには」と
いくら頑張っても、「警告」だと気づかない限り、
また次の問題が起こります。
たとえばお子さんのアトピーなど。
やれやれ、アトピーが治ってよかった。
と思ったら今度は喘息が始まる。
これはよくあることです。
家族という生きたシステムの中では、
根っこの課題に気づかず
現象にとらわれ続ける限り次の問題が
続く、という因果関係の円を作っています。
おそらく皆さんのご両親も
子どもや配偶者をなんとかしなくては。
と躍起になっていたのかもしれません。
私は子どものころ、親から問題があれば
みんなおまえが悪い!と言われ続けてきました。
私達の親の視点は、通常はかなり
偏った概念なんです。
この発想では、解決が遠のきます。
これを皆さんが無意識レベルで引き継いでいます。
もっと言えば遺伝子レベルなんです。
子孫がどんどん継承していきます。
よいものも悪いものも、すべて血統的に
遺伝子を通じて伝播してしまうのです。
起こる問題を「潜在的な課題を知らせる
メッセージ」と捉え直して
根っこに着目したときに
初めて根本解決ができるのです。