人間は最悪の状況になって初めて行動
します。
それには理由があります。
人の脳は一般に「現状維持が大好き」
これが原因となって事態がどんどん
加速して悪化してしまうのです。
腰を上げるのがかなり遅い理由は
「変わりたくない」
「めんどうくさい」
「勇気がない」
「もしできなかったら、努力が無駄になる」
などなど。
やらない理由が自動的に浮かんでくるでしょう。
しかし、よくよく考えてみましょう。
夫婦の悩みというものは他の悩みとは
次元が違います。
体重を減らすとかビジネスで成功する
英語を学ぶというなどという
たぐいのものではありません。
家庭はかけがえのない世界で最も
尊いものです。
しかし現実には配偶者から離婚を
言い出されてからのケースが多く
手の施しようがない
状況からの相談ばかりです。
およそ奇跡を起こすような
決意が必要となります。
子どもを産むとしたら命がけ。。。
この精神が必要です。
夫は、もう夫婦はあきらめた、と
うんざりしている一方で、
妻はそのうち、夫の機嫌が
なおるだろう、と楽観視しています。
夫婦間での温度差、夫婦の馴れ合い。
これがまず、障害となります。
そこに大きな計算違いが生じてしまうのです。
しかるべき行動を取らずにいたら
何も新しいことは起こらないのです。
放置すればどんどん下降するように
なっているのです。
ところで長年、夫婦修復をしてきた私は
夫婦修復とは金脈を探し出すのと同じだと
思っています。
成功する人とそうでない人の能力の違いは
そう大差はありません。
謙虚に粘り強く挑戦した人と、もうダメだと
あきらめてしまう人。
後、ほんの数センチ、掘り進めたら
金脈を掘り当てることができたかも
しれないのです。
その違いなのです。
もう一歩、あと一歩。
土に隠れている金鉱はどこ?
これに真剣に挑戦していくことです。
どんなに事態が最悪でも奇跡は
起こります。
心から応援してくれる親族や先祖たちも
います。
金鉱のありかに到達するには
不可能に挑戦するか、しないかなのです。
可能性を持たない人はいないのです。
夫婦を守るのは当事者であり
家庭の現場を知るのはあなたです。
火事を放置する人はいません。
ボヤで済ませられれば、子どもたちも
助かるのです。
私は手の施しようのない地点からの
奇跡的な生還を見てきました。
カウンセラーは助産婦の立場でしかなく
きっかけを与えるに過ぎません。
出産するのは、クライアントです。
他の何ものでもない、自分の宝もの(家族)
を守り抜く意思。
自分を信じ抜き、先祖の愛に感謝することです。
自分を受け入れ、自分に秘められた
無限の可能性に挑戦する人に
奇跡は起こります。
これがすべての鍵なのです。