カウンセラーの一言は大きすぎる【夫婦修復のヒント】

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速攻で夫婦関係を取り戻すクライアントさんと、立ち往生するクライアントさんの違い

二つのケースの悩みの中味は、それほど大きな違いはありません。

いろいろ話しをお聞きすると、夫婦カウンセラーから言われた
言葉の呪縛に苦しんでいる場合が
ことの他、多いのに驚きます。

「あなたの夫婦関係は元には戻らない」
「普通は離婚」「離婚も視野にいれましょう」
「このケースはうまくいかない」

これらの言葉をカウンセラーや法律家、
探偵から言われているとどうなるでしょう?

これらの言葉はとても重たいものです。

癌が進行している患者にとっては医師が
語る言葉は、まさに「重大宣告」とも言えるものです。

一旦、耳から入ったら、その言葉はそう簡単には
抜けないものです。

特に悩みに直結した言葉は容易に潜在意識に
刻まれてしまうのです。

垂直の壁をよじ登るような夫婦修復

なかなか前に進めない方のケースは大抵が
「潜在意識的なしばり」なのです。

ただでさえ、夫から「離婚、離婚!」と
言われていますから、さらにその言葉が
上書きされて潜在意識に刻まれます。

パワーを奪われてしまうのはいうまでもありません。

こんな事例があります。

カウンセラーから
「現状維持のまま、見ざる聞かざるを通しなさい」
とアドバイスをされたので、その通りにしたら
別居生活がもう3年目になってしまった。

今はたくさんの夫婦アドバイザーが目白押しです。

しかし、どこまでも修復したいと願う
クライアントの立場を一番に考えて指導する
カウンセラーである必要があります。

修復作業は命がけでなくてはなされません。

夫婦カウンセラー自身の夫婦関係があやふや?

仕事は仕事だと割り切っている人ほど
ありきたりのマニュアルに従って指導してしまうのです。

相談者は家族が崩壊するか否かの危機にあるのです。

相談者が家族を必死で守ろうとしているその心理に
寄り添っていくこと、さらに夫婦の本質と理念を
持ってブレないアドバイスを提示する。

これが夫婦カウンセラーのポジショニングだと私は
核心しています。

夫婦修復という作業は実際に複雑で
かなり難しい分野と言えます。

語学を学ぶとか、体重を減らす、単なる何かのスキルを
身につける。

このようなものとは次元を異にするのです。

対処療法的な方法では、決して達成ができないものなのです。