方向性の無い人生が死を恐れさせる

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今年もあと1ヶ月。

年をとるのは早いもので、私も来年はとうとう
アラカン(年齢がほぼ還暦であるという意味)を
過ぎて還暦となります。

私はここ数年、年を取ることが怖いとは思わなくなりました。

カウンセラーにとって年齢は武器とも言えるものです。

たくさんの経験があればあるほど引き出しが増えて人の手を引いて
あげる力がつくものです。

長年の試行錯誤が功を奏することがカウンセラーの強みですね。

とりわけ夫婦の修復は他の問題とは一線を画するので
単なるスキルとか知識、技術では不可能です。

夫婦がわかるには40代ではまだまだ初心者の部類です。

人間は年齢を重ねるごとに衰えて、次第に体力も
弱まるのは仕方がないことです。

しかし、人生は長さではありません。

長生きをしたい!という人の心理には
まだ生き切っていないという焦りが見え隠れします。

人生はその中身です。

日々、充実感あふれた濃縮された生き方をしているかどうかが
トータルで測られると思って間違いありません。

私は40代なかばまでずっと下り坂の人生でした。

そこで味わったものが今は宝にもなるのです。

後でわかったことなんですが、どこに向かうとも
わからない人生を送りながら、最後は結末を
終えるのだ。

方向性見えないと、そのツケが回ってくるものです。

人生は試行錯誤の末に何を得ることができたのか?を
問いかける時がきます。

それが死を迎えた時です。

人生は徹底して落ち込んだり、時には地獄を見るような経験は
してみるものです。

先が見えないどん底の時間が長ければ長いほど
未来に見える光は明るく見えるはずです。