私のところに来られるクライアントさんは、私が言うのも
なんですが、頭の下がる人ばかりです。
今まで、夫との修復をしたくて努力してきました。
でも、ダメだったんです。
やっぱり、私が変わればいいのですよね?
でもどうやって変わっていけばいいのでしょうか?
変われない自分はどこが問題なのですか?
という素直でけな気な心、涙ぐましい心をを持っています。
私はこんな風に考えて頑張ろうとしている人の夫は本当に
幸せ者ではないか?と心から思えるのです。
私は次のように説明します。
人間はそう簡単に変われるものではありません。
まずフォーカスを変えましょう。
20年、30年の習慣から抜けて新しい生き方を選択したくても
それまでの思考や思い癖が顔を出します。
まず人間は一日約6万回思考するといわれていますが
その6万回の内の8割ほどはネガティブな思考を
しているそうです。
人間は漫然と生きていると、ほぼマイナス思考で生きて
しまっているのです。
その思考の土台となっているのが過去の潜在意識、つまり
親から受けた教育などです。
親の親もそのまた親も、同じような思考パターンで生きている
のですから、どこかで切り替えをしない限り、おそらく
ずっと同じことが繰り返されることでしょう。
あなたは自分の子供さんにそれを繰り返してほしいですか?
そのように説明すると
「いいえ、私の代で切り替えをしたいです」とおっしゃいます。
この負のサイクルから抜け出す方法とは何か?
潜在意識の書き換えです。
潜在意識のマイナスデータをプラスに変換していく
ことなのです。
じゃあ、このためには何をすればいいのか?
それは・・・
どんなことにも感謝する習慣を持つことです。
まず自分が与えられている恵みに感謝すること。
さらに、夫や子供たちが健康でいること。
仕事があること。
平和な時代に生まれていること。
毎日、食事が与えられること。
など。
ほんの些細なことに感謝するだけ。
この習慣を自分の人生に根付かせるだけです。
あらゆる出来事のもっとも良い面に目を向ける習慣は、
年間1,000ポンドの所得よりも価値がある。
(サミュエル・ジョンソン)
人間は失ったときにはじめてそのありがたみを感じることが
できるのです。
でも人はこんな地道な努力を怠って何かにつけ不満を
持って生きてしまいます。
小さなことフォーカスを変えることで人生は変わります。
幸せに通じる道はフォーカスを変えることから始まるのです。