夫婦の問題の出発点はどこにあるのでしょうか?
私は夫婦相談をするとき、必ず親族関係を伺います。
自分たち夫婦を囲んでいる人たち、つまり親族にどんな問題が
起こっているかを知ることはとても大事です。
実はここにすべての鍵がある。と言っても過言では
ありません。
これを知ることで、意外な事実が判明します。
家系にはそれぞれ波動を持っています。
私達はその家系の果実であり、何十代と続いてきた家族間の感情を
継承したのが子どもや孫なのです。
私たちの先祖が遣り残したこと、あるいは、淋しい人生を送り
満たされずに亡くなっていたこと。
怒りとか恨みの感情があればそれが子孫にマイナスに働きます。
家系は上から下のほうに流れる水と同じです。
上で汚れた水は必ず下に流れていきますから、子どもや
孫がその汚水を飲むことになります。
報われない人生を送らなくてはならない原因は本人だけの
責任ではないといえます。
ところで、汚水は「よき感情によって浄化される」のです。
夫婦間でよい感情を構築することで、家系の悪いものは「ろ過」されて
いきます。
家系学では夫婦はろ過装置と言われますが、夫婦が家系の
悪い要素をろ過していくべきなのです。
夫婦が自分たちの問題から逃げたり、無関心、あるいは責任転嫁して
相手におしつけて知らん顔をする。
また安易に離婚してしまう。
これでは未来は過去と同じレベルでとどまるどころか、さらに
加重されて子供たちがそれを背負います、
未来に幸せな人生を切り開くためには、過去のものを
後に継承させなければいいのです。
夫婦はどんな時代も使命があります。
過去と未来の橋渡し役であることをあなたが自覚できるかどうかに
かかっています。