夫婦の出会いに込められた神秘性
あなたが今、結婚しているとしたら、最初の出会いを振り返る
ことは大事なことです。
一生涯を相手に託すわけですから、結婚の出会いは最高の
出会いであるべきです。
ところが次第に自分の選択は間違っていたのかも?などと
後悔することが多いものです。
結婚生活を送る相手を決めるときは、相手から得られる
ものだけを期待して、決めることではリスクが生じます。
ちょっと飛躍した話ですが、結婚は動機の善し悪しが重要です。
人生は出会いです。
さらに、出会った後、どんな動機で結婚したか?でほぼ決まりと
言ってもいいぐらいです。
人は異性と出会うとき、どういう視点に立っているかといいますと
「この人は自分に価値を与えてくれる人かどうか?」という
視点で見つめるのです
理想の相手を見つけるとき、本能的にこの人と
つきあったらメリットがあるかどうかを考えるものです。
すべての人は相手に「価値」を求めている
相手が自分にとって価値があると
考えて交際相手を決定する。
これが人の本性です。
恋人と別れてしまい心に空洞ができていた・・・
そんなタイミングで出会った場合、その人はあなたの空洞を
埋めてくれた人という認識になるのです。
ところがその関係で出会うと、なんと
うつろいやすい関係になりやすいのです。
相手から得られるメリットを動機とした出会い。
あるいは、自分にどんな価値を与えてくれそうか?
という動機で結ばれた関係。
それは継続性がないことが多いのです。
相手次第でいつ壊れるかわからないと
いう不安的なものであると
気が付くはずです。
もちろん、相手から与えられることを期待することは悪いことではなく
ごく自然なことです。
相手は自分とそっくりな傾向を持つ
しかし結婚は生涯に渡って夫婦として生きていく関係です。
相手に過度な期待をかけてはいけません。
互いに完璧ではなく自分にも相手にも欠点はあるのです。
また長きに渡って夫婦としてやっていくには
相手から与えられることを期待してはいけないのです。
マイナスからの出発を覚悟すること。
これが一番、安全確実なのです。
受け身ではなく、この人に自分のどんな価値を与えられるだろうと
考えて相手を決定することのほうが、ずっと現実的です。
自分の価値を優先的に相手に与えることで、自分が成長できると同時に
継続性のある結婚生活を得られるのです。