家系にはパターンがあって、同じようなタイプの人が
かたまる、集まるという傾向があります。
成功している家系は、親戚に会社の社長とか、起業して
財産を残したり、弁護士、医者などがたくさん出ます。
性格とか思考パターンも同じような傾向になります。
たとえば、おおらかな人たちの家系は子孫も
子どもや孫もおおらかで天真爛漫です。
親戚全体がどこか絆が薄いとか、コミュニケーションができて
いない場合、それぞれの夫婦も深い絆が結びにくいという
形で出て来ます。
人間の細胞にはそのひとつひとつにDNAが組み込まれていて
これが遺伝情報としてその人の個性や特徴を形成します。
人間の体には60兆個の細胞があります。
とほうもない数の遺伝子が私たちのなかに、内在しているのです。
遺伝だから仕方がない。家は代々、こういう家系だから。
などと言ってあきらめてしまうことがあります。
いったん夫婦問題が起こるとあっけなく離婚になる
場合などはこの影響も関係しているのです。
ある夫婦は一生懸命、修復しようと努力します。
簡単に離婚しないでできる限りの努力をするのです。
これも先祖がかつて努力した積み上げがあるかどうかに
関係しています。
少なくとも、問題を回避せず、子どもにはよいものを残す。
これが親の使命でもあります。
遺伝子研究の第1人者である筑波大学の村上和雄氏によると
「遺伝子は固定されておらず人間の精神作用が
遺伝子に変化をもたらすことが可能」とご自身の
著書の中で語っておられます。
家系学的に見たとき実は背景は作りかえることが可能です。
「気の持ちよう」で家系はリセットができるのです。
しかし、まずは現実を現実として受け止めること。
そして感情に流されないで自分が未来を構築する主人公だ
と自覚することです。