親子間のトラウマが夫婦円満の足かせに・・・

夫婦問題の本当の原因、根っこは何か?

夫婦問題が起こる要因についてちょっと深く考えて
みましょう。

お互いの関わり方が間違っていた。
これも要因です。
実は、もっとさかのぼったところに原因が横たわっている

これが真実です。
その第1番の要素は親子間でのトラウマです。

親が子どもにどう、言い聞かせて育てたか?
これがその人の夫婦間での関わり方に深く関係するのです。

親は子どものことや将来を思ってしているつもりが、
むしろ子どもの将来にとっては弊害になるという
厳しいものなのです。

たとえば中学生ぐらいのとき、あなたは親からどんな
言葉をかけられていましたか?
14歳から15歳ぐらいは、第2次成長期で心も体も急激に
変化するときです。

人生最大の繊細な時期に親が踏み込むと?

この時期はさなぎの時期といって子どもがおとなになる
一番の変革期です。

葉っぱの上を這いまわっていた青虫が、一変、似ても似つかない
羽の生えた美しい蝶に変化するときです。

さなぎは、どうみても妙な恰好をしていて
じっと何かから身を守っているような風に見えますよね。

この時期の経験が潜在意識の中にしっかりと
根を下ろし、人間関係の原点となります。

この時、両親からどんな対され方をされたか、を
記憶していますか?

●子どもがよくできたときだけ褒める

親が結果だけを見てそれを評価してしまうと、子どもが
そこにいたるまでの努力は認められない。と感じます。

つまり結果だけを評価された経験は、行動する前に
結果がでなかったら・・・と不安になりやすい人になります。

努力してみようとする前に、怖気づいてしまったりします。

互いの信頼関係を作っていこうとするとき、不安になり
恐怖を感じてしまうのです。

●できてもできなくてもそこに至るまでの「頑張り」を褒める

このような親の態度は、子どもの自己肯定が育ちます。

未来を作りなおしていくには一度、過去の自分を
振り返ることが必要です。

結婚生活の過程で起こった問題がすべてではありません。

まず自分や夫の生い立ちから見直すことで

もっと互いを違う視点に立って見つめることができるのです。