日本はすでにレス大国、少子大国です。
あなたはこれはいつか将来、上昇すると思いますか?
おそらく下降するばかりでしょう。
世界最大規模の性意識・実態調査によると
「夫婦生活の回数は日本は世界最下位」
というショッキングな報道がありました。
日本は勤勉なので仕事量が多くストレスがあり、
夫婦生活をする心の余裕がない、という意見もあります。
へ~、そうなんだ~。と人ごとのように
楽観視している場合ではありません。
実はこれは今後の日本にとっては大問題です。
加速する家庭崩壊の大きな要因がこれです。
これまでのカウンセリングの経験から、私自身は
女性の男性に対する認識の低さが問題だ。という見解を
持っているのです。
男性と女性の性に対する双方の認識が違いすぎる
ということも大きな要因なのです。
かつて妻は恋人同士だったころ、あるいは新婚のころ
夫から十分に大切にされた土台があって関係を
持つことをよしとします。
ところが結婚後、妻は夫から大事にされているという
自覚が薄れるにつれ、欲求が萎えてしまいます。
女性は異性から大切にされている。という実感があってこそ
性欲が出ていくようになっています。
男性の感覚と女性の「感覚の違いが相当に大きい」
世の夫は夫婦生活はあたかも食事をすることと同じレベル
なのです。
夫婦生活はごく当たり前、結婚後だけでなく日常生活の
第1目的のように考えています。
この視点に立って男性は結婚する場合が多いのです。
これを大半の女性は知りません。
女性は大切にされているという感覚がなくなると
「求められてもお断り」なのです。
これは実に深刻な問題となり、次第に夫婦に亀裂が生じ
こう着状態からどんどん、破壊的な方向に向かっていきます。
これに世の女性は鈍感なのです。
今後、子どもたちの未来がどうなっていくでしょう。
夫婦にふれあいがないことで親たちのむつまじい姿を
見ることができないと子どもはこれを夫婦の姿と学び取ります。
すれ違い夫婦が常識になってしまう。
これが定着すれば深刻な問題になります。
夫婦は長い一緒にいれば分かり合えるものと思っています。
しかし、性に対する認識がまるで違うことを知って
いかなくてはなりません。