感情の処理を間違えると・・・
いやな気持ちになったとき、
あなたはそれをどうやって処理して
いますか?
いやな感情をそのまま抱えるとか、感じるのは苦しいですよね。
家族や友人に全部、吐き出してみる、
あるいは当り散らす、
外に出て気晴らしをする。
やけ食いや買い物をして紛らわせるなどの方法で処理する
こともあるでしょう。
お酒を飲んで一気にぱーっと解消するなどの方法も ありますね。
一時的にはそれでなんとかなるかもしれません。
しかし自分の感情と折り合わないままで放置するとどうなるか?
それは心のシミになるとその後、トラウマになることもあります。
もし、いやな感情を受け止めきれない場合、その感情を放っておく
または、見てみないふりをするのはNGです。
それはあたかも消化不良の食べ物のように体によどんだエネルギー
となって溜まっていきます。
それはちょうど自分自身の中で二つの国が戦争しているような
ものだからです。
感情は向き合ってあげるだけで軽くなっていく
だからと言って友人や家族にそれを放出するのもどうかと思いますね。
同じ苦しむにしても、あえて肯定的な苦しみ方をすることで感情に
負けないようにする方法はあります。
肯定的に苦しむって、どうしたらいいの?
それは感情に向き合っていく方法です。
感情に負けて悲嘆に暮れるのではなくてあえて感情を味わうのです。
思い切って感情を目の前に持ってきてこれをじっくりと
ありのままに味わうのです。
これは食べ物を胃の中で消化液と混ぜて消化して
しまうようなものです。
セッションで行っている手法なのですが・・・
あえて自分の感情を歓迎する、じっと見つめてあげる、
さらに増幅させてみる。など。
ちょっと勇気がいりますがこのやり方でずいぶんと軽くなる
ことがあります。
しかも一瞬で・・・。
元々、ヒステリック気味だった私もこのスキルが身に付いてから、
悪感情に支配されるということがなくなりました。
いきなりその感情を手放す選択をしたり、前向きに
なろうとすると、ムリがあります。
抑え込むと、あとで副作用が出たりします。
心のシミをつけたまま幸せを手に入れることはできない
一度、感情の処理をしたあとでポジティブな意味づけをすれば
次には同じようなことが起こっても、感情に振り回されたり
支配されることがなくなってきます。
最初から感情を認めないで目をそらしたり、 フタを
して心の奥底に閉じ込めてしまうと、その感情は
心の中で膿んでしまいます。
これはちょうど服についたシミと同じ・・・。
汚れたシミをつけたままにすると、 あとでいくら洗っても
取れないシミになってしまいます。