夫との悩みの淵にあるクライアントさんがふっと
もらす言葉の中に、ある共通の内容があります。
それは二人が結婚する前後「なにかしら不安を感じていた」ということです。
女性の場合、通常は出会った結婚相手の状況でほぼ人生は決まります。
夫婦の破たんは、二人が出会ってから、様々なプロセスを
経て問題が起こったように思われます。
しかし実際は、大半の夫婦問題は出会いの地点ですでに
その要因があると考えてみたほうが当たっています。
これはとても重要なことなのです。
なぜなら結婚は恋愛から出発します。
相手を愛していることで、早く結ばれたい、一緒になりたい。
一緒に生活すれば幸せが待っていると思い込んでしまうのです。
離婚の危険がどこにあるかを最初からわかっていればいいのです。
しかしそのような予備知識がないまま、夫婦の生活が始まって
しまうことでリスクを負ってしまうのです。
下のチェックリストは成功する結婚には欠かせない要素です。
今、あらたまって振り返ってみましょう。
あなたには下記の内容を満たしてから結婚に踏み込んだでしょうか?
■結婚生活、家庭生活のための価値観が共有できていた
(金銭感覚の大きなズレなどを感じていたなどは大きな問題に)
■お互いのご両親が心から祝福してくれていた
■周囲の人、友人たちが賛同的だった
■結婚までに自分と夫の精神が安定していた
■将来の生活設計、ビジョンを練り上げていた
(夫は子供はいらないが妻はほしいなどのズレ)
■お互いの親からの信頼をもらえていた
■家柄やしきたりなどお互いの家庭の格差がなかった
■互いのご両親に対する違和感などはなかったか?
この内容の半分以上にNOだった場合、かなりのリスクを
負うことになります。
それから、相手のご両親の夫婦仲なども要チェックです。
相手のご両親が会話するときに互いに笑顔があったかどうか、
緊張感があったり、ギクシャクしている場合はあなたの
夫は問題をはらみます。
結婚は現実の連続であり、生活そのものです。
だからどうしてもこの要因を抜きには成り立たない関係なのです。
将来の子供たちの結婚のなぜか親の選択とほぼ同じ形態になるという
傾向があります。
実際に自分たちが行っていることをそのまま、子供が継承して
しまうことになります。
結婚の出会いは偶然ではなく、あなたの生き方を変えましょうという
メッセージが込められているのです。
問題が起こったことはそれをそのままにしておいてはいけないと
気づくときだととらえましょう。
夫婦の問題が起こったときは、改めてこの要素を深く掘り下げる必要が
あるのです。