私のクライアントさんに「旦那さんはいつ帰宅するんですか?」
とお聞きすると、たいてい「夜中近くまで戻らない」
という人がとても多いのです。
仕事とは言え、そんな風に旦那さんの帰りが
遅くなる背景にはいろいろな事情があるのです。
帰りが遅くなるまでどんな経緯があったのか、
それまでに家庭の中でどんなことが
起こっていたのかを知る必要があります。
家に帰りづらくなる男性の心理について
よくよく知ってほしいことがあります。
「帰宅恐怖症」はほとんどの場合が男性で、
女性にはあまり見られません。
男性には女性とは家に対する観念の違いがあります。
●妻にとっては家は生活の場
●夫にとっては家は安心と慰安の場
妻にとって、家庭というものは生活の場そのものなので
外で用が済めば、当たり前のように家に戻ります。
ところで夫にとっての家庭とは何でしょう?
そこは“安らぎ”や“癒し”を感じる場所だと認識しています。
ここでいう居場所とは「心の居場所」のことを言います。
男性は家庭に以下のようなことを求めます。
・何より自分が優先されている
・すべて受け入れられ、信頼されている
・足を伸ばしてゆったりとリラックスができる
このような条件が満たされていないと
「ここは俺の居場所じゃない」と感じるものなのです。
奥さんや子供たちからの尊敬が感じられなかったり
休息を脅かされるような気配を感じると、
男性は次第に家へ帰ることに抵抗を感じてしまうのです。
まっすぐ家には帰らず、寝る時間ギリギリになるまで
時間を潰したり、仮に早く帰ったとしても、自分の部屋などに
引きこもってしまいます。
妻がこのような夫の心理がわからないままで
いることはとても危険なことです。
ほとんどの不倫問題の引き金は、「居場所探し」
なのです。
旦那さんの女性問題が起こった後からやり直す
というのでは、大変なエネルギーを必要とします。
このリスクを避けるためにはこれら男性の特性を
よく知ることが大切なのです。