自分は親からすごく愛されてきた。と感じて成長して
きましたか?
愛情がたっぷりで家族が和気藹々。
小さなころからなんでも言えて相談できるそんな
親子関係だった。
こんな感情を持っている人は夫婦になったとき、ごく自然に
その状態をキープすることができるラッキーな人たちです。
なぜならば、子供のころからの生い立ちというのはその人の
価値観だけでなくその生き方を構築するからです。
人生の羅針盤になるのです。
不幸になろうと思ってもなれない、根っから幸せな人です。
しかしその人にとってはそれが自然なのです。
不幸なパターンの人生を生きた経験、情報そのものが少ないので
人生は自然にうまくいく場合が多いのです。
子供は生まれて成長する段階で親から人生観の9割近くを相続します。
たとえば温度調節によく似ています。
部屋の温度をある一定の温度に設定するサーモスタットのようなものです。
たとえ外の空気が流れ込んでも、時間がたつと自然に設定した温度に
戻っていく。
急に寒くなっても、すぐに一定の温度を保つように働くのです。
家庭が寒々としている環境で育った場合は、それを
普通の状態、と認識してしまうのです。
夫婦が寄り添っていつも思いやりのある葉を交わし、円満な
親の元に育てば、夫婦や家庭とはそういうものだ。という
イメージが子供に出来上がって、それは根付いてしまいます。
幼い頃から夫婦はいいものだ、素晴らしい関係だ。と
信じて育てば自然に円満家庭を実現できます。
ところが暖かい家庭環境というイメージがわからない・・・。
という人は情報源がないため努力が実りにくいということです。
もし、自分の家庭のなかの何が問題なのか?をふりかえるには
まず、親子関係の中味を考慮にいれて、みつめてみましょう。
夫の態度、妻の態度だけを見ていると、迷路をさまようだけの
ようなものになります。
答えは夫婦の出会いのずっと前にあることが多いのです。