夫婦として半世紀というなが~い期間を二人で
乗り越えていくためには、男女的な愛情レベルでは
到底ムリです。
夫婦が暗礁に乗り上げたら、立ち止まるのです。
何かを試されている。ととらえるのです。
本来、夫婦は恋愛では成り立たないと思っています。
友愛と信頼でしかムリなのです。
友愛と言っても親友のような立場ということです。
結婚を維持させるための愛情です。
どんな危機も二人で乗り越える人生の同志に
なれるかどうか?が試されるのです。
どんなカップルも結婚して3年ぐらいたつと夫婦として
本格的な試練を迎えます。
その地点で互いの関係をあいまいにしてやりすごすと
なぜかまた、次の試練が来ます。
さらに10年ほどすると、仮面夫婦になるか
離婚寸前のような危機を迎えるのです。
恋愛感情が失われるのが3年目なのですが
それと同時に離婚問題が起こることはある意味とても
自然なことなのです。
離婚の危機は本物になるための夫婦の儀式のような
もので、一度、離婚問題が起こったからと
言って絶望的になることはありません。
どんなに熱烈な恋愛関係であったとしても、その情熱は
ずっとは続かないものです。
そもそも、人の心は変わるのです。
試練が来たらそこで終わりではなく、夫婦は峠を
うまく越えることができれば未来はあります。
夫婦には法則があって、一度、試練にぶつかった時
やり過ごしてしまうとその後がよくありません。
その後の10年、20年が決定的になります。
むしろここからが本当の夫婦としての出発です。
私のところに来られるクライアントさんは
「離婚宣告」をされた人がほとんどです。
いつもここからの生還です。
通常だったらそこでもう終わり・・・
というイメージですが、お互いに結婚に
対する勘違いをしているだけです。
愛し合って結婚したのに、「こんなはずではなかった!」
「私のどこが悪いの?」と攻め寄ったり
悲嘆にくれて悲しい顔をする、不快感をあらわにする。
どんなに妻が自身の悲しみを相手に訴えれば
夫は素直に戻ってくるでしょうか?
それどころか「一緒にいるだけで苦痛だ」と
言われてしまうのです。
一旦、こういうムードになったら
もうすべてが壁です。
ではどうするの?
コーチングではここをしっかりと指導するので
かなりの確率で生還します。
人生を歩む同志として前を向いていくため
一度、立ち止まってみましょう。