男性は、一度、夫婦のこだわりを持つと
かたくなになり、不機嫌になります。
ところが妻が一向に、変わらない様子をみると
自分はここにいてはいけない、と感じるのです。
そしてどんどん深刻になり、不安や恐怖で
夫婦が向き合い、にっちもさっちも行かないようなレベルに
入ります。
ちょっとぐらい努力しても、いまさら遅い。
と思われるような現実ばかりが展開します。
目の前にいる夫が何か遠い存在に思えて辛い毎日が続く・・。
このレベルの段階であれば、いくらでも修復は
可能です。
ところがさらに放置するとどうなるでしょう?
「離婚してくれ!」となります。
「離婚しないのなら弁護士を雇う」などと
脅かしてくることもあります。
これに妻が過剰反応してはいけないのです。
夫の心理はこうです。
妻が自分を追い詰めた。
酷いことを言われた。
これを引きずっているのです。
つまり妻が自分を支配している。という
男性にとっては、かなりプライドが傷ついて
いるのです。
なので「自分が優位に立つ方法」を考えるのですが
なかなか見つかりません。
しかし一度、「離婚」を口にだすと妻が怯える。
それを見た夫は気づくんです。
「離婚をほのめかせば、妻が怯える」
これは男性が妻より優位になれる。ということを
意味します。
男性は自分が優位でなくなると、ひどく不安になるものです。
なので「離婚」のキーワードはむしろ男性が
妻に対して「妻をコントロールしている」という
優越感を感じたくて言っていることがあります。
離婚する気はないけど、これで妻にリベンジしてやろう
と思っているんです。
まずは自分が夫の心理に敏感になることです。
夫が何を要求しているのか?
何に不足を感じて今の事態を迎えたのか?
よくよく振り返ってみましょう。
「離婚なんて許さない!」と大騒ぎになって
喧嘩になると、夫は「やはりこの妻と一緒にいてはいけない」と
勘違いしてしまうのです。
どこまでも、男性が優位になりたくてやって
いる行為ではないか。と俯瞰して見つめることが
必要です。