人間は何を求めてさまよっているのか?
人間を研究するとあることに気が付きます。
それは愛すること、愛されること、必要とされること
誰もがこれを求めているということです。
お金があっても不幸な人はいます。
ところが、愛で満たされている人が不幸であることはないのです。
人とのつながり、絆、愛情に恵まれているかどうかで人の人生は
豊かにもなれば、淋しいものにもなるのです。
人は愛されるためには本当に真剣になります。
ブランドに身をつつむのも、エステに行って美しくなるのも
自分の価値を上げて、人から愛を受けたいという表れなのです。
ところで結婚は、人間の人生を決定付けるものです。
結婚生活は50年という長い生活です。
この期間、ずっと愛で満たされたい!と誰もが求めます。
しかし、それほど結婚生活は甘くありません。
人生最大の危機は愛が失われる時
目にみえないものは日ごろ、さほど意識されないようですが
目に見えない愛を求めて人間は奔走しているのです。
この世の中には目に見るもの、見えないものがあります。
一例を挙げると、いちばん身近にあるもの、といえば
人間の心と体です。
体は目に見える自分の部分、心は目に見えない部分ですが、
どっちが欠けても自分は存在しません。
心や愛は確実に存在するものです。
お金や物はあの世には持っていけませんが、築いてきた愛だけは
あの世に持っていける唯一の財産です。
この愛を得るにはどうすればよいのでしょうか?
目に見えないものはお金では買うことができないという
原則があります。
愛はお金でも買える、と思っている人は愛の本質を知らない人です。
だから、自分が愛を引き寄せる体質を身に着けていくしか
ないのです。
愛し、愛されるということが人生の最終目的
愛されること、愛することが人の幸せ。
いち早くそのことに気が付いた人は幸運ですね。
これは最大の課題です。
これを知った上で未来を作るために行動するしかないのです。
失敗しながらも、最後は何かを得ること。
後になって振り返ればこれが目に見えるお金以上の
素晴らしい人生の財産になるのです。
さすがに最期、息を引き取るときには自分にとって
一番、何が必要だったのか・・・