寿命が長いことはいいことですが、
いかに幸せに過ごすのか?はより重要課題
となります。
厚生労働省の調査によれば2014年の日本人の
平均寿命は女性86.83歳、男性80.50歳。
今や日本は世界有数の長寿国となりました。
当然、夫婦として生きる時間は、
長くなり、さらに子どもが巣立ってからも
二人だけの長い時間が残されます。
夫婦であることにストレスを感じるような関係では
長ければ長いほど、苦痛な人生になります。
人には今の現状から抜け出したくないという
性質があります。
つまり変化を恐れる性質です。
ところで「ゆでガエル理論」って知っていますか?
これはアメリカでは有名な例え話ですが、
カエルをいきなり熱湯の中に入れると驚いて
飛び出します。
ところが、常温の水に入れてゆっくりと
熱すると、その温度変化に慣れていき、
「あぁ、い~い湯だな・・・」と浸かっているうちに
生命の危機に気づかずそのまま、
ゆであがって死んでしまうそうです
ゆっくりと進行する危機や環境変化に
対応せず楽観視しているといつしか
収拾がつかない深刻な事態が起こってしまう。
その時にあわててももう遅いということですね。
本質的に人は過去に固執し、ぬるま湯に
浸っているほうが楽なのです。
困った、辛い、苦しい、と言いながらも、
今の現状でもまあ、いいや。と思っている自分が
いるのです。
そのうち、夫の機嫌もなおるだろう。と
楽観しているうちにどんどん修復が不可能な
レベルに入ってしまうのです。